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かつてはバイトは職につけなかった若者、特に20代で大学卒業後、就職できなかったりした人が、一定期間はバイトとして生活を続け、何年かしたら、自分のやりたくない希望しない職種でも妥協という言い方はよくないですが、腹を割って、地元に帰って就職するなり、都会に残りつつ契約社員から正社員になるなどが一般的でした。しかしながら、非正規雇用時代が増えてきており、バイトから正社員という道がもはや普通ではなくなってきました。バイトとして入ったらバイト、正社員として入ったら正社員、そこで実力が正社員よりバイトの方が勝っていても、もうおたまじゃくしからカエルじゃないですけど、スタートがもう終わりの始まり。インドのカースト制度じゃないですが、身分が同じ、日本で言うと、江戸時代の士農工商時代に戻ったとも言える状態になってきてしまっているのです。

氷河期世代が高齢化したから?

就職氷河期という言葉はご存知でしょうか。1990年代半ばから2000年代半ばに新卒として社会に出た就職氷河期世代は、不況のあおりで、正社員としての雇用が少なく、アルバイトとして生活をしている人が多いという世代で、失われた10年ともいわれる、いわゆるロストジェネレーション世代です。今で言う、ゆとり世代のようで、まわりからレッテルをつけられて世代全体が同じ人格であるように語られる事で、当人達は嫌な感情を抱いている人も少なくないです。しかしながら実際、この氷河期が現在だと40代に多く存在し、ここ15年間で35歳から54歳までの非正規労働者が2.5倍に増え、270万人と言われています。氷河期世代以外の人達も居りますが、実際にこの世代の人達が増えているというのが現実です。一度、社会にアルバイトとして出て、その生活を長くしていると、想像以上に抜け出すのが大変だというのが浮き彫りになっています。

中年フリーターは敬遠される

もしあなたが若い世代なら、職場に突然、新人として40歳くらいの中年の方が入ったらどうでしょう。指示をするのもちょっとためらわれますし、指示したら露骨に嫌がる中年の方もいるでしょう。プライドがありますし、変な価値観が出来上がってしまっているおそれもあるので、偏屈というか扱いづらいというのが世間の本音でしょう。実際、40歳ごろまで正社員として働いた経験がないと、企業側は敬遠する傾向にあります。パート・アルバイト経験しかないと、ビジネスマナーが習得できていないこと、受身の態勢などでパフォーマンスが発揮できないなど、なかなか厳しいものがあります。